パーソナルトレーナーに必要な資格は？資格の種類から取得方法まで解説
- AMATERASU事務局
- 5 日前
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「パーソナルトレーナーになりたいけれど、資格は必要なの？」 「種類が多すぎて、どれを取得すればいいかわからない」これからトレーナーを目指す方にとって、資格選びは最初の大きなハードルです。
結論から言うと、パーソナルトレーナーになるために法的に必須な資格はありません。
しかし、パーソナルトレーナーとして活動し、クライアントから選ばれる存在になるためには、資格取得は「ほぼ必須」と言えます。
この記事では、パーソナルトレーナーにおける資格の必要性から、取得するメリット、そして現場で高く評価される主要な資格の取得難易度や費用までをそれぞれ解説していきます。
目次
パーソナルトレーナーに資格は必要なのか？
結論、パーソナルトレーナーには必須な資格は存在しません。
医師や理学療法士のような「業務独占資格」に該当する資格がないため、極端な話、今日から「私はパーソナルトレーナーです」と名乗れば、誰でも活動を始めることができます。
しかし、資格がなくて良いからといって、知識がなければパーソナルトレーナーとして活動していくことは難しいのが現状です。
人の身体を預かり、健康やパフォーマンス向上を指導する以上、解剖学、生理学、栄養学などの専門知識は不可欠です。
無資格・未経験のまま指導を行うことは、クライアントに怪我をさせるリスクも高く、現実的にはプロとして長く活動することは難しいです。
そのため、第一線で活躍するトレーナーのほとんどは、何らかの民間資格や国家資格を保持しています。
パーソナルトレーナーが資格を取得するメリット
パーソナルトレーナーに必要資格の法的な義務がない中で資格を取得するメリットとして、就職に役立ったり、クライアントの信頼獲得、科学的根拠に基づいた指導ができるといったメリットがあります。それぞれ解説していきます。
パーソナルトレーナーとして就職する際に役に立つ
フィットネスクラブやパーソナルジムへの就職・転職において、資格の有無は採用基準の大きなウェイトを占めます。
多くのジムでは、求人の応募条件に「NSCA-CPTなどの有資格者優遇」あるいは「必須」と記載しています。
資格を持っていることは、基礎的な知識とスキルを有していることの「証明」となり、戦力として評価されやすくなります。
未経験から業界に入る場合、資格は最強の武器になります。
クライアントの信頼獲得につながる
クライアントの視点に立った時、資格は安心材料になります。
自分の身体を任せるトレーナーが「独学の知識しかない人」なのか、「公的な認定を受けた有資格者」なのかによって、信頼度は大きく変わります。
特にフリーランスで活動する場合、資格の保有の有無がクライアントの信頼獲得・契約率の向上につながります。
科学的根拠に基づいた指導ができる
資格取得の学習過程では、身体の仕組みやトレーニング理論を体系的に学びます。
これにより、「なんとなく」や「自分の経験則だけ」の指導ではなく、科学的根拠に基づいた安全で効果的な指導が可能になります。
誤ったフォームでの指導による事故を防ぎ、クライアントの目標に対して、最短距離で結果を出すためのロジックを組めるようになります。
パーソナルトレーナーの資格の種類
パーソナルトレーナーに関連する資格は、大きく「国家資格」と「民間資格」の2つに分類されます。
国家資格
理学療法士や作業療法士、管理栄養士の資格のように、国が認める資格で、主に医療やリハビリテーションの分野で重要視されます。
これらは大学や専門学校で所定の課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。取得難易度は高く、取得するまで一定期間がかかりますが、メディカル系フィットネスやリハビリ指導においては絶大な信頼性を誇ります。
ただし、一般的なボディメイク指導のみを行う場合、必須ではありません。
民間資格
フィットネス業界団体が認定する資格です。
パーソナルトレーナーとして活動する人の大多数が、この民間資格を保持しています。
特に世界的に認知度の高い「NSCA」「NESTA」「JATI」などの団体が認定する資格は、業界内でのスタンダードとなっており、就職や実務において非常に実用的です。
パーソナルトレーナーに役立つ資格を紹介
ここからは、パーソナルトレーナーとして活動する際におすすめの代表的な資格を紹介します。
NSCA-CPT
NSCAが認定する資格です。
世界的に最も知名度が高く、汎用性のある資格の一つです。
アスリートだけでなく、一般のクライアントへの健康増進や体力維持の指導に適しています。
初心者から経験者まで幅広い方におすすめです。
項目 | 内容 |
費用 | 認定試験受験料：46,090円（税込）※別途、NSCAジャパン会員登録費が必要 |
取得方法 | CBT方式（テストセンターでのパソコン受験）※出題数155問（3択） |
期間目安 | 3ヶ月～半年程度の学習期間 |
受験条件 | 満18歳以上、高卒以上など |
JATI-ATI
JATI（日本トレーニング指導者協会）が認定する、日本発のトレーニング指導者資格です。
日本の環境や日本人の体質に合わせた指導理論が学べるため、国内での活動をメインにする場合に適しています。
項目 | 内容 |
費用 | 受験料：33,000円（税込）※別途、入会金・年会費が必要 |
取得方法 | 養成講習会の受講後、認定試験（筆記）に合格 |
期間目安 | 半年〜1年（講習会の日程による） |
受験条件 | JATI入会、養成講習会の受講、4年制大学・短大・専門学校卒など |
NESTA-PFT
NESTA（全米エクササイズ＆スポーツトレーナー協会）が認定する資格です。
「身体に関する知識」だけでなく、「ビジネススキル」や「コミュニケーション能力」を重視しているのが特徴です。
フリーランスを目指す人に人気があります。
項目 | 内容 |
費用 | 受験のみ：79,750円〜（税込・テキスト代込） ゼミコース（講習付）：185,350円〜（税込） |
取得方法 | 筆記試験（125問） |
期間目安 | 2ヶ月～半年 |
受験条件 | 1年以上の実務経験、または体育系大学・専門学校卒、またはNESTA認定養成講座修了など |
JHCA-FC
JHCA（日本ホリスティックコンディショニング協会）が認定する「フィジカルコンディショナー」の資格です。
筋トレだけでなく、ストレッチや矯正など、身体のコンディションを整える指導に重きを置いています。
項目 | 内容 |
費用 | 受験料：16,500円（税込）※別途、会員登録や講習会費用がかかる場合あり |
取得方法 | 筆記試験 ＋ 実技試験 |
期間目安 | 3ヶ月〜 |
受験条件 | JHCA会員であること |
NASM-PES
NASM（全米スポーツ医学アカデミー）が認定する資格です。
理学療法士などの医療従事者が取得することも多く、リハビリからパフォーマンスアップまでを繋ぐ「是正エクササイズ」などの理論に優れています。
項目 | 内容 |
費用 | オンライン受講・受験料：132,000円（税込）など※受講コースにより異なる |
取得方法 | オンライン講座受講後、オンライン試験 |
期間目安 | 3ヶ月〜半年 |
受験条件 | 4年制大学卒、またはNCCA認定資格保持者など |
日本体育施設協会トレーニング指導士
公益財団法人日本体育施設協会が認定する資格です。
主に公共の体育館やスポーツ施設で指導を行う場合に評価されやすい資格です。
事故防止や安全管理に関する知識が重視されます。
項目 | 内容 |
費用 | 受講料・認定試験料：28,000円~（税込） |
取得方法 | 養成講習会を受講後、認定試験を受験 |
期間目安 | 講習会数日間＋試験 |
受験条件 | 満20歳以上、実務経験などが求められる場合あり |
健康運動指導士
健康・体力づくり事業財団が認定する資格です。
個人の心身の状態に合わせた、安全で効果的な運動プログラムを作成・指導・調整する能力を認定します。
生活習慣病予防の観点が強く、医療機関や介護施設との連携も多い資格です。
項目 | 内容 |
費用 | 講習受講料：137,500円〜（税込・コースによる） |
取得方法 | 養成講習会を受講後、認定試験（筆記）に合格 |
期間目安 | 数ヶ月〜（単位取得が必要） |
受験条件 | 保健師、管理栄養士、4年制体育大学卒業者など厳格な要件あり |
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