プロが教える!ダイエットにおける停滞期とは?その原因と乗り越え方を解説!
更新日:6月3日

今回の記事では、筆者のプロのトレーナーがダイエットにおける停滞期を解説したします。
カロリー設定やダイエット方法などは別の記事で紹介しておりますので、事前にこちらの記事を読んでおくとより理解がしやすいと思いますので、併せてご覧ください。
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停滞期とは

ダイエットをしていて何をやっても体重が減らない状況を誰もが経験し、そのような状態を【停滞期】と言います。
その時に、身体の中では「ホメオスタシス」という防衛反応が働いていることが多いです。
通常よりも低い摂取カロリーでダイエットが進んでいることに対して、私たちの身体は賢いので、その低いカロリーで生きられるように低燃費モードに切り替えます。
それにより、消費カロリーを稼げなくなり体重が減らなくなってしまうことが原因です。
①いつ来る?
一概には言えず、個人差はありますが、ダイエットを一般的には2週間〜1ヶ月ほどで訪れると言われています。
そうなると、さらに摂取カロリーを減らすか、運動量を増やすかで対応する人がほとんでしょう。
しかし、場合によってはそれらは最良の方法とは言えません。
1番最初のカロリー設定を高いところで適切に行えれば、体重減少につきカロリーを少しずつ下げて行っても良いのですが、低いところから始めてしまった場合、それ以上下げるとほとんど食べられなくなってしまう場合があります。
また、摂取量が低いのに運動量を上げてしまうと逆に身体が疲労しすぎてしまい、痩せないこともありますので、注意しましょう。
②どのくらい?
こちらも一概には言えず、対応に遅れたり、適切な方法がわからなければより長くなりますので、できるだけ短くなるように、適切な方法を取らなければなりません。
しかし、ネット上には多すぎる程の情報とそれが自分の状況に合っているかの取捨選択をすることは難しいでしょう。
例えば、ネットの情報で、「停滞期はチートデイをして代謝をあげよう!」などの記事を見た後に、食べたものや水分量が異なり、2〜3日の一時的な体重増加を停滞期と判断してしまい、チートデイを入れしまうと、余計なカロリー摂取になってしまいます。
そうなると、体重の減らない期間が長くなり、ストレスやさらに間違った情報の選択などにより、期間は長くなるでしょう。
③チートデイは必要?
原則必要ありません。
そもそもチートデイは落ちた代謝を上げるための方法を指すので、好きなものを好きなだけ食べて良い日ではありません。
しかし、正しく行え適切に代謝を上げることができたり、心の栄養を満たすことができれば、行うのも良いでしょう。
チートデイをしなくても、ダイエット方法を切替えたり、食材を変えたり様々な方法で変化をつけることで停滞を防ぐことができ、また、1日だけ摂取カロリーを上げたところで、代謝は戻らないとも言われています。
なので、目的や方法を間違えないようにチートデイをする必要があります。
停滞期の原因とは

停滞期の原因を限定することは難しいですが、下の3つがよくある原因としてあげられますので、チェックしてみましょう。
①カロリー不足
メンテナンスカロリー(体重が減りも増えもしないカロリー)を大きく下回るようなカロリー設定をして急速なダイエットを行うとすぐに停滞が訪れます。
また、急激なダイエットは筋肉などの徐脂肪組織の減少をもたらしてしまうので、無理なダイエットはやめましょうとよく言われるのです。
ダイエット幅にもよりますが、目安としては半年で体重の10%が良いとされています。
例えば、体重60kgの人の10%は6kgなので、月1kgほどが筋肉を含む除脂肪体重の減少を最小にし、少しもどかしいですが、ダイエットの期間としてはベストとなります。
②身体の適応
長いこと同じ食事や同じ食材、同じダイエット方法などを行なっていると身体が慣れてくるので停滞することがあります。
逆を言えば、それらを変えてあげれば良いので比較的簡単に行えます。
また、こうなることを事前にわかっていると、定期的にやり方を組み直すことで停滞を未然に防ぎながらストレスなくダイエットを進むことができます。
その打開策の一つとして、おすすめは山岸プロがよく話しているジグザグダイエットです。
③疲労(ストレス)の蓄積
知らない間に日頃の疲労やストレスが大きいと身体は疲れていきます。
そうなるとダイエットどころでは無くなるので、身体は消費レベルを下げていきます。
また、運動や日常生活にも活力が注がれにくくなるので、元気な時は階段を選んでいたところも自然とエスカレーターを選んでいたりと、1日を通して消費量が稼げなくなってしまいます。
そうなってしまうと、ストレスからくる過食をしてしまったり、継続が困難になってしまいます。
なので、ダイエット中はいかにストレスを少なくするかも大事なポイントとなります。
停滞期の判断方法
